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沖縄県民投票の結果について―――シャンソンを聴きながら考える

沖縄県民の〈郷土と同胞〉を愛する意思の表明!
  アベ政治による日本社会の「土台」と「友愛」の破壊に抗して


   ※昨日、沖縄で、辺野古新米軍基地建設の賛否を問う県民投票が行われた。結果は、投票率52.48%、「賛成」11万4933票(18.99%)、「反対」43万4273票(71.74%)、「どちらでもない」5万2682票(8.70%)で、「反対」が圧倒的多数を占めた。また、注目されていた全有権者との比率においても、「反対」が25%を超える38%だった。この結果は、困難な状況の中においても、沖縄県民の〈郷土と同胞〉を愛する意思が明確に示されたものと受け止めることができる。そして、「アベ友」勢力による様々な妨害にも拘わらず示されたこの沖縄県民の動きこそ、日本の〈民主主義〉の最前線と言って良いだろう。私自身も、沖縄の問題を私自身の問題として考え、生きていきたいとの気持ちを新たにしたところだ。

   ところで、昨日、NHKニュースを観ていると、この結果をできる限り「小さなもの」と印象付けようとする、あのアベ友一派に共通する、姑息な報道姿勢があらわとなっていた。例えば、投票率は当日のものを強調し、不在者投票分は小声で付け加え、過半数になったとは言いながらも、「反対」の比率(70%)は言わないまま、全有権者数との比率で「1/4」は超えたとし、最後には、「法的拘束力はない」とまことしやかに述べると言った塩梅だ。いやはや、時の政府に対して高い独立性を持つBBCとはえらい違いだ!この他にも、「大本営発表」のようなトランプのノーベル平和賞推薦話や米朝首脳会談についての報道、国会審議の案件に対するマスキング効果を狙ったものだろう芸能タレントの病状への過大な報道等々、管見の限り、まともなものは「ニュース23」位だったろうか。こうした中で、主権者たる国民は判断を下していかなければならないのだ。

   ところで、この数週間、私は「シャンソン」を集中的に聴いている。レコードの整理をしていて、ハマってしまったのだ。何故なら、その歌声に、フランスの一般peuple(プープル)の”心意気”を強く感じたからだ。エデット・ピアフやイヴ・モンタンはもちろんのこと、ミレイユ・マチューからヴィッキーまで、その強い「個」には圧倒されるほどだ。特に今回印象深かったのは、ピアフの『水に流して Non je ne regrette rien』と(いわゆる「シャンソン」ではないが)マチューの『ラ・マルセイエーズ La Marseillaise』だ。前者は、”Que sera,sera(Let it be)”もそうなのだが、「一般プープル」独特の「哲学」を感じさせるもので、「優秀」と自称している似非エリートどもの虚仮威し―――彼らが自分たちの仕事を”大切なもの”と考えているはずはないではないか!―――には決して動じないポジティヴな深さを持つものだ。また、後者は、フランス国歌なわけだが、マルセイユの義勇兵(「一般プープル」)の革命歌がもとになっており、フランスという国がこうした人々によって支えられているということを強く実感させるものだ。彼らにとって「民主主義」とは、こうした〈自由〉で〈平等〉な個を大切にする「プープル(人民)」の、〈友愛〉を絆とする共同体(「祖国」)の「政治」ということになるだろう。その熱狂的な愛国主義(ナショナリスム)に危険性を感じつつも、また、実は”All you need is love”なのかもしれないと考えつつも、やはり、フランスのこうした「一般プープル」は魅力的なのだ。

   翻って日本を顧みれば、この国の政治は、「祖国」の〈自然〉やその〈子ら〉を大切にしていると言えるだろうか。今回は詳述しないにせよ、答えは、間違いなく、一部のアベ友の利益のためにそれらが犠牲にされている、ということの他にはない。アベ政権は、福島や沖縄をはじめ、我々の郷土を汚染・破壊し、また、国民の自由や平等を基とする人間らしい生活と国民同士の「友愛」を破壊しているからだ。しかし、それにもかかわらず、あの見え透いたうそとごまかしと言い逃れに、「自立」した価値観を持った個人として、真っ当に対応できていない国民が少なくないと感じる。今年の「北方領土の日」における運動の突然の「変質」を見ても、結局、それが住民自身による自立した運動だったのではなく、自民党によって引き回されていたものだったと思わざるを得ないのだ。

   しかし、日本においても、歴史的に様々な民衆独自の運動があったし、また、いわゆる「義民」も存在した。そして、現在においても、「国家暴力」としか言いようのない凶暴な政策をとるアベ政権に対して、敢然たる〈心意気〉を持って立ち向かっている沖縄県民がいる。そして、歴史も文化も異なるとはいえ、こうした沖縄県民とフランスの一般プープルには、同じ様な人民の「政治」的力を感じることができるのだ。沖縄に学ぶことはたくさんある。
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”不幸”を生み出す職場の現実――『七つの会議』を観て

見え見えな「支配」の基底的構造
 ―――「働くこと」の意味を改めて考えた


   ※このところギターをいじっている。一時は「禁じられた遊び」がかろうじて弾けるようになっていたが、ギターの調子が悪かったので、長い間、屋根裏に放置してあったのだ。しかし、2週間ほど前、楽典の本と一緒に図書館から借りたCD「アルハンブラの想い出」(荘村清志)を聴いて、もう一度ギターをいじりたくなった。そこで、ペグと弦を交換し、(音叉の代わりに使う)クリップ式チューナーまで買って、バネ指にもめげずにw、ギターをいじっている。結構楽しい。

   さて、先週、池井戸潤原作、福澤克雄監督、野村萬斎主演の『七つの会議』を観てきた。この作品は、現在、邦画の観客動員数第1位ということだ。野村萬斎と池井戸作品の「オールスター」がその演技をぶつけ合う様は、流石に見応えがあると感じた。萬斎は、狂言も観たことがあったが、この現代日本にも、彼の演ずるような人物が「このあたりの者でござる」と存在してくれたなら、さぞかし住み良い社会になるだろうと思ったw。また、『昆虫すごいぜ』の(カマキリ)香川照之は本当に貴重な俳優だ。『カイジ』から『ジョン・ラーベ』まで、彼に代わりうる俳優はちょっと想像できない。

   映画の筋について言えば、おそらく、日本の企業社会を経験したことがある人ならほとんど誰もが、「あった、あった!」とか「ある、ある!」とか言って、苦笑したり、あるいは、「鬱になりそう!」と感じたのではないだろうか。そこには、日本の「組織(官・民・軍)」に通底する〈支配ー隷属〉関係とそれを正当化する〈意識〉と〈文化〉の”ひだ”が実感できるといえよう。しかし、我国の歴史と文化には、それに対抗しうる「義」に基づく「企業倫理」や「職業倫理」も明確に存在したのだ。しかし、それを無残にも「おちょくった」のが、アベ政治の内政や外交に典型的にあらわれている、ボッタクリの〈新自由主義〉と究極の恥知らずと言える〈歴史修正主義〉に他ならない。役所広司がニヤついていたが、偽装にしても、隠蔽にしても、忖度にしても、ボスの言い逃れにしても、それはアベとアベ友がやっていることそのものといえるのだ。しかし、この映画自体にも表れているように、見る人は見ているのだ。最近のアベの”強がり”も、トランプのそれと同じで、窮地に立たされているが故の「悪あがき」というしかあるまい。いやはや、とんだ迷惑というものだ。次回は個別的な事案について述べて見たい。

   それにしても、日大アメフトの内田前監督は、自民党や検察や警視庁と”仲の良い”お友達なんでしょうねえ。最近は、つくづく、この日本もしっかり”政権交代”をして”巨悪”を裁いていかなければダメではないかと感じるようになった。善も悪も人間のものだ。そして、暴力も非暴力も自然なものだ。それ故に・・・、甘ちゃんの私の「政治(家)不信」がここまできた。彼らの良識には任せられないのだ。

ニュース雑感(2)国内編―――2019年2月

「エリート」の腐敗・堕落と「国民」の主権者意識
  嘘まみれのアベは時代劇のヒーローに成敗してもらうしかない?w


   ※諦めているわけではない。逆に、アベ政治への想いはもう限界に達するほどまでに悪化している。このままでは、日本は劣化し、間違いなく国民生活は荒廃したものになるだろう。彼らの合言葉は「我亡き後に洪水は来れ!」どころではなく、「他人はどうとでもなれ、俺たちは甘い汁を吸い続ける」というものなのだろう。いやはや、とんでもない時代に向かっている。

   さて、前回は、国際政治についての感想をいくつか書いてみた。ところで、そうした国際政治に対する日本の職業的解説者たちの話を聞いていつも妙に引っかかるのが、それらに付随して語られる「ポピュリズム」批判の言説なのだ。例えば、イギリスのEU離脱(ブレグジット)に関連してあの「国民投票」が語られ、結局、”無知”で”感情的”な一般国民にその「判断」を任せるとロクなことにならないといったニュアンスが垂れ流されるわけだ。あの「国民投票」の前後における「エリート」たちの”無能”ぶりが明らかなのにも関わらずだ。もちろん、欧米などでの移民排斥に見られる右翼的ナショナリズム(ーネオ・ナチ)の動きや、権力の掌握のためには「大衆」に強く訴えかけ、強い支持を得る必要があるなどとする橋下の「ポピュリズム」擁護を聞いていると、「大衆」動員型の政治に対する警戒感もわからないでもない。しかし、そうした「ポピュリズム」批判の多くの中に私がいつも感じのは、ノン・エリート(「民衆」)の積極的で、直接的な政治参加・政治行動それ自体への嫌悪感なのだ。抑圧”体制下の「エリート」による「民衆」への醜悪な”蔑視”や”差別”については今更コメントする気もないが、一見”リベラル”な雰囲気を漂わせている論者にも感じられるそうした傾向を見るにつけ、結局、あなたたちは、「民衆」を苦しめる「体制」の諸問題を「民衆」自身の積極的・直接的な政治参加・政治行動抜きにどう根本的に解決できると考えているのか、是非お聞きしたいと思うのだ。そもそも、お仲間の「エリート」が問題を真っ当に解決できているのならば、日常生活を送る「民衆」は苦労しないのだ。

   それにしても、最近の日本の政官財の「エリート」の”惨状”は言葉を失うほどだ。これまでも、モリ・カケ問題に対する財務省や検察などの対応にウンザリしてきたが、この間の厚労省による統計データ不正から次々に明らかになってきた実態はさらに深刻で、ここでいちいち具体例をあげていったら怒りで精神がもたないほどなのだ。要するに、彼ら「(似非!)エリート」たちは、”私利私欲”のために、本来ならばそれに奉仕するはずの”公共”の利益を著しく侵害しているということだ。その有様は、時代劇の悪代官とその手下、そして、彼らと連む悪徳商人の姿を彷彿とさせる代物だ。だが、同時に、「民衆」の多くも、「何がなんだわからないのよ」とかいった風情で、せいぜい、正義のヒーローに「成敗」してもらうしかないと思っているが如き有様なのではないか。アベ友の信じられないようなバカバカしい支配の存続は、そんな「民衆」に支えられていることは間違いない。アメリカや韓国そしてフランスとの違いは決定的だと言って良い。とにかく、仲間内でかばい合いながら言い逃れに走り、他人事のようにしらばっくれ、見え透いたウソを吐き続けるアベ友を許している社会が、”国民主権”の民主社会と言えるはずはないのだ。まずは、国民の一人一人が自ら(真っ当な報道機関や「大竹まことのゴールデンラジオ」でも聞いて)「ファクト」を確認するとともに、なによりも、わが身に巣食う非自立的な「従属者」意識を払拭する必要があるというべきだろう―――大体、明仁天皇も悪くはないが、”皇族”だという理由だけで、子供にまでも疑問なしに「〇〇様」とか呼んでいるのはおかしいだろう。

   「民の声は天の声」という言葉もあるが―――そう言えば、賃金や景気の上昇について、庶民は「えっ?どこでの話?どこかで誰かが儲けているのかねえ?」とかいう声が多かったが、こちらの声の方が正しかったというわけだw―――、市井に生きる「庶民」自身は、”ノン・エリート”の「一般ピープル」を、即、何か特別な「真理」や「価値」を体現する存在であるが如き幻想を持つことはほとんどあるまい。周りには、粗野な「悪人」や「公共」のことなどほとんど考えずボーッと生きている人間が少なくないからだ。だからと言って、「(似非)エリート」が、十把一絡げに、”ノン・エリート”の「一般ピープル」を無知で粗野な存在の如く扱うのは笑止という他はない。もともと、政治理論や政治思想には、「哲人」や「聖人」による政治から始まって、フランス革命を批判したエドマンド・バークの「保守主義」とか、あるいは、、寡頭制支配や官僚制化の必然性を説いたりする「エリーティズム」の流れがあった―――もちろん、その真っ当なものは、その問題性や機能不全をも指摘している。しかし、当の「(似非!)エリート」どもが、わが身をも省みずに、”したり顔”を決め込んでいる姿ほど醜悪なものはない。その見事な実例が今も液晶画面の中に写っている。『嘔吐』という小説があったよな・・・とても見ていられない。う、うう・・・・今日は映画でも観に行くか。    

   このところ、サッカーのアジアカップだの「嵐」の解散だのと、世の中妙に騒がしかったように思う。我が家も「奥さん」がサッカーファンで結構一生懸命なのだ。「嵐」についても、なに?神社・・、なに?誇り・・勇気をもらって?・・・笑ってしまうほどだった。つくづく、人間の価値観は多様だと驚く。そして、こんな多様な人様のことを過度に気にしたり、引きずられたりしていては、とても悠々と心穏やかに生きてはいけないだろうとつくづく思うのだ。しかし、こんな世の中でこそ「公共」のことを考えなければならない。実に大変なことではないかw。
プロフィール

SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2019年11月現在満13歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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