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『風立ちぬ』――人は〈生きる〉ために生まれた


人間たちは,〈矛盾〉を孕む実在として、
 〈夢〉を追い、〈地獄〉を見、そして、〈愛〉を知って・・



     ※恥ずかしながら若干「鬱」状態だった私に,9~10日の深夜、なんと「 おまえ~、そんなに悲観するこた~ないぜよ~」という夢のお告げがあったのです。なぜかそんな声に元気づけられて,木曜日には元気を取り戻し,今日はちゃんと外回りの仕事も机仕事も済ませたのでした。宮崎ではないが、こんなアホな私でも、「生きねば」ということらしいのです。

     映画館でこうした興行的映画を見るのは何年ぶりのことなのでしょうか。もう主役が亡くなっている『スーパーマン』以来かもしれません。二年程前に、公民館のような所で、『ミツバチの羽音と地球の回転』というドキュメンタリー映画を見たことは憶えているのですが。今回は、ビルの一角に小規模な映写室が15程ある映画館に行ってきました。時代は変わっています。

     さて、映画の感想ですが、引退を前に,宮崎駿監督は自分好みのタイプの女性(そして,男性)を登場させ、悲恋物語を作ったのかな、という感じです。映画については、かなり突っ込んだ評論も読めますし(おすすめは、k.onoderaの映画批評:「『風立ちぬ』人生の美しき罠」、http://k-onodera.net/?p=858)、また、YouTubeの「宮崎駿監督の引退記者会見ノーカット1~12」(http://www.youtube.com/watch?v=GP8f3Sxd8ug~)も、映画作成過程の周辺を知るという意味でも、暇があれば、楽しめると思います。ただ、主人公のレベルで考えれば、この夫婦は、涙を誘うような(!)「かわいくなっちゃった」姿を見せてくれたということなのではないかと思うのです。確かに、時代や個人的な不幸はあるにせよ、人はそのなかでも夢を見、地獄を見つつも、愛を知り、「生きる」ことの意味(価値)を感じそして知ることができる。まあ,宮崎監督も齢を重ね、温厚なおじいさんになったということなのではないでしょうか。

     勿論、縦軸の歴史的問題性への批判的問題意識はないわけではない。そして,そうした不幸な歴史が,個人的にも社会的にも繰り返されてはならないとの強い想いも感じることができましょう。しかし、そうしたなかでも、横軸のすなわち普遍的な「人間」存在への、すなわち、過ちを犯しつつも、個人的な愛や幸福を求めて苦悩する人々に対する、優しいお年寄りの目線が感じられてしまうのです。

     私は、やはり、『ラピュタ』や『ナウシカ』や『もののけ姫』が好きですが、いつの日にか、『風立ちぬ』をもう一度観たいと思う日が来るようにも思います。その日には、恐らく,今よりももう少し人間が好きになっているのではないか、そんな気がします。

     しかし,今の私には,「許せない」と感じる多くの輩が存在するのです。
 
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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2018年11月現在満12歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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