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都知事選・後の日本―――日本全国に波浪注意報!

 無内容な大言壮語がまかり通り(!?)
  
     この前よりももっとひどい大雪になったりして



         
「小人が国を治めるならば、災害があいついで起こる。」(『大学』)   

DSC_1343大雪をかき分け

   しかし、ぼくは負けないのだ



   東京都知事選が終わった。結果は、大方の予想通り、舛添要一が当選した。そして、私は、このようして日本社会は次第に「衰退」していくのだろうな、と感じてしまうのだ。東京新聞によれば、村上達也・東海村前村長は、「東京都民は目先の経済だけを追い、歴史的な過ちを犯した」、「都民は東京電力福島第一原発事故を忘れ、平和憲法の精神を壊そうとする安倍政権を支持した。東京が日本をだめにしていく」と述べたそうだ。日本の実体経済を口先だけのレトリックで崩壊に導きつつある日本国−内閣総理大臣、そして、まさしく、主権者たる国民に問うことも無しに、政府の解釈変更によって既成事実をでっち上げ、集団的自衛権容認から憲法改正へと突っ走ろうとする日本国−首相、そうした現状を見るにつけ、村上氏の悲壮な想いはよく理解できるところだ。
   しかし、福島第一原発事故以後、あの安倍政権を生み出した日本、そして、400万票の猪瀬知事を生み出した東京の有様を考えるならば、現在の事態は必ずしも悪い方へばかり行っているとはいえないだろう。

   「大勝・大勝』と騒いでいるが、もう一度、今回の選挙結果を確認しておこう。投票率は46.1%だった。
      舛添要一    2、112、979票 (43.4%)
      宇都宮健児     982,594票 (20.2%)
      細川護煕      956,063票 (19.6%)
      田母神俊雄     610、856票 (12.5%)

   この四候補者で、全体の、全体の95.7%を占めているわけだが、ここで確認しておかなければならないのは、当選した舛添氏は政権与党の自公とは「一定」の距離を置く「他党」の人間であったということだ。すなわち、国会で「圧倒的多数」(!)の議席を誇るはずの自民党が、首都東京において独自の候補者をたてられず、自らが除名した候補者におすがりしたのだ。さらに、自民党は、アベッチと基本的歴史認識を共有していると盛んにラブコールを送る田母神を推すことができなかった。勝ち馬に乗れないからだ。要は、安倍政権への国民の支持など、実は、選挙制度と民主党政権の腰砕け、そして、つまらぬ「大言壮語」に目を眩まされている日本の「一般ピープル」多数派の現状によって成り立っている程度のものでしかないことを、彼ら自身、よ〜く知っているということなのだ。

   ところで、田舎者の私にとっては、これまでの東京都民の選択の結果は信じられないようなものであって、都民は、相対的にではあるが、余程「豊かさ」に〈居直った〉「鈍感」な人が多いのではないかと感じていたものだった。実際、前回の都議選と都知事選の結果は、次のようなものだった。

  2013【都議選】    議席  得票率(%) ――投票率 43.5%       
     自民      59  (36.0)
     公明      23  (14,1)
     共産      17  (13.6)
     民主      15  (15.2)
     みんな      4  ( 6.9)
     生活ネット    3  ( 2.1)
     維新       2  ( 8.3)
     社民       0  ( 0.3)
     生活       0  ( 0.2)

   2012【知事選】     得票数    得票率(%)――投票率 62.6%  
      猪瀬直樹     4,338,936    (65.3)
       宇都宮健児    968,960    (14.6)
      松沢成文      621,278    ( 9.4)
      笹川堯       179,180    ( 2.7)

   まず、注目すべきは、前回の都知事選であの猪瀬に向かった65%、400万票はどこに、どのような理由で流れたのかということだ。また、今回と同様に低投票率だった前回の都議選での自公み維(36−14−7−8)の65%はどうなったのだろうか。このように考えると、まず、舛添は自公の基礎票50%をまとめることができず43%に終わっている。また、「カッコマン」が好きらしい東京都民の圧倒的支持を集めていたあの石原慎太郎(維新)が応援していた田母神も12.5%を獲得はしているが、これも維新と自民の残りの基礎票をまとめあげているわけでもないということだ。こうして、実のところ、約10%もの人々が現在の自公政権支持から離脱しつつあったということになるのだ。すなわち、今回の投票動向から考えると、やはり、東京都にも、最近の地方自治体選挙に見られるような流れが確実に起きつつあるように思われる。そして、こうした流れを加速させているのは、いうまでもなく、人々の「脱原発」、「福祉」そして「平和主義」への意思であるはずだ。
   こうしたなかで、特に注目されたのは、まず、宇都宮氏の健闘で、低投票率にも拘らず、前回よりも得票実数を増加させ、得票率も6%増の20%に達している―――私は、そのほとんどは民主支持層からの移行だと考えるが。ただ、私は宇都宮氏を支持はするものの、しかし、宇都宮氏に「脱原発」候補が一本化されたとしても、自民支持層からの10%の移行はなかったように思われる。それは、やはり、細川氏の「功績」であり、勿論、そのことには小泉氏の党派を超えた連合への決断もあったのだと思う。私は、今、細川氏に一本化されればよかったとまではいわないが、以前にも言ったように、当面の政策を共有する〈無党派〉の統一候補が立てられない限り、風雲急を告げる現時点において、安倍政権に対抗する「一般ピープル」の勝利はないのではないかと考えている。職業的政治家諸氏の英断に期待したいものだ。

   又、長くなってしまったのでこの辺で切り上げるが、経済にせよ、国際政治にせよ、安倍内閣は、いわば、「軽」自動車がエンジン全開で走っているようなもので(舛添も彼と一緒にはしてほしくないと思っていることだろう)、すでにもう相当な〈ビビリ〉が発生しているといってよい。そして、自損事故寸前の「軽」に何がおこるのか、そこが最も怖いところといっていいのだ。何しろ、アベッチには一刻も早くご退陣願うことが、今の日本に災いをもたらさない最良の道であることに間違いはない。おお、また大雪注意報が! 「アホノミクス」がまた・・・・
   
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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2018年11月現在満12歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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