FC2ブログ

衆院選2014―――沖縄知事選に続いて

 沖縄県民の選択と決意に応えたい
  ―――次は対米〈追従〉政権の打倒です
 



   ※ 現在、日本の「イスタブリッシュメント」(=支配層)の「劣化」は極まっているように思われます。その目に余る〈対米追従〉ぶりは、〈面従腹背〉ですらなく、まさしく、自分たちの階層的利害を恥や外聞もなく追い求めるところに根を持ち、そして、その苦悩する同胞や国土の荒廃に対する〈無関心〉ぶりは、一国のリーダーとしてのあるべき姿とは程遠いところにあると言っていいと思います。それは、福島で、沖縄で、そして、私たち「一般ピープル」の生活の隅々で感じられるところです。
          
     ところで、11月16日は静かな日曜日でした。そして、二度目の散歩を済ませて歴史の本を読んでいた午後8時ごろ、ニュース速報が流れました。沖縄県知事選で「翁長さん当選確実」の報でした。正直、胸に迫るものがありました。沖縄県民は、あの威圧的な米軍基地と米国にただひたすら追従する日本政府の金と脅しの政策を跳ね返したのです。2年前の沖縄旅行(http://saromuriki.blog.fc2.com/blog-entry-50.html)の折、公設市場の女性に「オスプレイ 反対してよ!」と言われ「勿論、反対するよ」と答えて以来、私は沖縄について、そして、安保条約と米軍基地についてに考え続けてきましたが、私がほとんど何もできないうちに、沖縄の人々は自らそのあるべき姿を私に示してくれたように感じるのです。

     沖縄知事選の前に、私は、新原昭治『日米「秘密」外交と人民の戦い―――米解禁文書から見る安保体制の裏側』や末浪靖司『9条「解釈改憲」から密約まで 対米従属の正体―――米公文書館からの報告』そして前泊博盛『本当は憲法より大切な日米地位協定入門』や矢部宏治『日本はなぜ「基地」と「原発」をやめられないのか』などを読んでいましたが、その時に感じたのは、沖縄県民(そして日本国民)に押し付けられてきた本当に〈不条理〉な「既成事実」に対する〈人間〉としての怒りでした。国体護持のために「捨て石」とされた沖縄戦、サンフランシスコ講和条約の締結と共に基地の島としてアメリカに差し出された「屈辱の日」、「本土復帰」の際の「密約」等々、こうした歴史を通して沖縄の同胞が受けてきた苦難は、もちろん、私の想像に余りあるものでしょう。しかし、それを我がものとして考え抜いていかない限り、私たち本土の人間の「対米従属」ー米軍基地からの〈解放〉もないというべきでしょう。

   ところで、翁長さんは、国土面積の0・6%の沖縄に全国の74%の米軍専用施設が集中する現状に「日本国民全体で安全保障を考え、負担をしてもらいたい。0・6%の沖縄にこんなに押しつけてはいけませんと申し上げたい」と言いました。周知のように、翁長さんは沖縄〈保守〉の重鎮だった人物です。ということは、日米安保条約とその下における米軍基地の存在を認めていたということを意味します。その彼が、今、「オール沖縄」の声として、普天間基地移転および辺野古移設反対を訴えていることの意味はとてつもなく大きいと言わざるを得ないでしょう。つまり、この声は、たとえ日米安保条約と米軍基地の存在を認めたとしても、現在の「不公平」な現状にはもう我慢がならないということを意味するのです。この感覚は、たとえ一時的に抑えることができるとしても、決して消し去ることはできない性質のものでしょう。さすれば、日米軍事同盟を不可欠のものとし米国との〈集団的自衛権〉の容認から日本を戦争のできる国家に変容させようとしている安倍首相が、彼の地元山口県に普天間基地の全機能を移転するという選択肢もあってしかるべきでしょう。しかし、それはどのような問題を引き起こすのでしょうか。実は、このように、翁長さんは日米安保体制と米軍基地の問題を国民一人一人が考えていくことを求ていると言って良いのです。そして、それは、『日米安保条約』・『日米地位協定』そして〈統治エリート〉たちによって結ばれた数々の〈密約〉から形作られた〈既成事実〉ーーー騒音と犯罪と屈辱等々を、当該の地域住民そして日本国民が受け入れるのか否かという選択にならざるを得ないものなのです。

   今詳しくは述べませんが、私は、冷戦終結後の日米軍事同盟の強化を国民に向けて正当化してきた、北朝鮮や中国の〈軍事〉的脅威が具体的にどのようなものであるのかについては、冷静に判断する必要があると考えています。たとえば、北のミサイルや不審船、中国との尖閣や赤珊瑚密漁問題などがそうで、それが意味することやそれに対する適切な対処方法は、これまでそうした方向に誘導されてきた、単純な軍備増強によって対処すべきものではない考えています。すなわち、それらは、ただひたすら、米日軍産複合体の利益=〈軍備〉増強を推進するためのプロパガンダに利用されてきたものと言えると思います。また、私は、現行の日米安保条約を廃棄し、日本から米軍基地を撤退させ、日本国憲法9条を〈実現〉すること、すなわち、国連の「集団安全保障」の体制の中における「非武装」=非軍備(常備軍を持たない)を選択する可能性も〈あり〉だと考えています。なぜなら、現在の国際関係の中で世界第3位の経済大国日本を軍事的に侵略・支配することがありうるかどうかを考えると、その可能性は極めて少ないであろうと思われるのです―――それは世界を揺るがす最大級の事件です。また、万が一そのような事態が起ったとしても、それに対して日本国民がとるだろう様々なかたちでの国民的抵抗、そして、国連を中心とする国際的な支援と制裁を信じるからです。このハードルを越えることは、その国家自体の終焉すらを意味することになるではないでしょうか。

   ただ、これから迎えようとしている衆議院議員選挙においては、敗戦の重みを抱きしめながらも戦後の〈復興〉を日米安保体制下の「平和主義」の下で築こうとしてきた「護憲派」の人々とも手を携え、沖縄県民の声にもかかわらず名護市・辺野古への移設を強行しようとしている反民主主義的な安倍政権を打ち破ること、それが今回の選挙の最重要な焦点の一つだと考えられるのです。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2018年11月現在満12歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ワン・クリック・エリア
おもしろかったらクリックしてね!
にほんブログ村 犬ブログ 柴犬へ
にほんブログ村 にほんブログ村 格闘技ブログ 剣道へ
にほんブログ村 にほんブログ村 政治ブログ 平和へ
にほんブログ村
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる