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2014衆院選・雑感(3)ーー迎春 2015

サーヴァント・ムリキの衆院選・総括(3)
  ―――民主党への忌避感について



   ※  2014年中に衆院選の総括をと考えていましたが、見事に失敗しました。理由は、大晦日の「すす払い」が予想より時間がかかったことと『紅白歌合戦』を観てしまったからです。しかし、今年の紅白は大当たりでした。とりわけ、終盤付近の、中島みゆき、美輪明宏、サザンオールスターズの登場は、紅白の〈歴史〉にも残るだろう素晴らしいものでした。まず、私自身中島みゆきの〈レコード〉や〈カセットテープ〉を持っている世代なのですが、彼女の「麦の歌」を聴いて久しぶりに感動してしまいました。また、美輪明宏が自ら訳した「愛の讃歌」を歌い上げた姿には彼の人間性を感じさせる圧倒的な存在感がありました。さらに、サザンの「ピースとハイライト」―――現在、禁煙している私ですが、若い頃にはよくお世話になったものです―――にも、ジョン・レノンの「イマジン」に迫るメッセージ性を感じました。ちなみに、桑田佳祐は、アベッチ夫妻が聴きに来ていた28日の横浜のコンサートで、「衆院解散なんですとむちゃを言う」とアドリブで風刺を効かせた歌を歌ったという記事が東京新聞(12月30日)に載っていました。ということで、結果的には、ブログを書かずに紅白を見た方が正解だったというわけです。
  また、恒例の新春家族麻雀大会で大敗を喫し落ち込んでいた私ですが、2日箱根駅伝を見て、元気を取り戻すことができました。青山学院の往路優勝(2位明治、3位東洋、4位駒沢)おめでとう!!!特に、5区の神野君の快走には、なぜか私自身、大いに勇気づけられたのでした。ということで、年を越した宿題に取り掛かろうと思います。


   前回のブログでは、自民党の一般ピープルに対する〈権威〉の喪失について述べましたが、もちろん、それは普通選挙制度を前提とした社会の「公共圏」での話です。これに対して、〈経済〉社会における現実的〈力関係〉という観点からすれば、社会的生産や流通は一定の〈秩序〉の中で基本的に企業(資本)によって担われているわけですから、その場におけるイスタブリッシュメントの管理・統制力は、国家の法的・政治的諸機関の物理的強制力によって最終的には〈保証〉されつつ、極めて強く〈作動〉していることは自明の事実です。そして、この事と関連して押さえておかねばならないのは、しばしば耳にする「政権担当能力」という言葉の意味なのです。つまり、この言葉の意味することは、元自民党幹事長の小沢一郎を見てもわかるように、政治家個人あるいは政党の「政治技術」や「〈統治〉能力」のことなどではなく、現在の〈秩序〉の中で優位な力関係を保持している(しかし、社会総体からすれば少数派でしかない)〈イスタブリッシュメント〉との連携・協力に関わる概念に他ならないこと、要するに〈イスタブリッシュメント〉とうまくやれるかどうかということなのです。

   ところで、先ほど、「国民の生活が第一」という標語を掲げて政権交代を目指した民主党の『マニフェスト』(2009年)を懐かしく見直したところです。そこには当時の一般ピープルの琴線に触れるものが確かにあり、いわゆる〈体制〉内変革への一定の期待感を抱かせるものだったことは間違い無いと思います。ところが、政権獲得後の民主党は、高校授業料の無償化や「子ども手当」の他はほとんど公約を実現することができませんでした。それは何故だったのでしょうか?私自身は、その理由のほとんどがイスタブリッシュメントの〈抵抗〉のためだったと考えています。つまり、民主党の中心的政治家たちは元々イスタブリッシュメントのメンバーだったのですが、政権掌握に伴って、イスタブリッシュメント内の自民党と結びついた官僚勢力との対立が激化し、その多数派の「サボタージュ」を受けてしまったということです。これに対して、イスタブリッシュメント内の財界諸勢力の方は、おそらく、組織労働者の多数派を抱え込んだ民主党にある程度期待し、少なくとも様子見というスタンスだったと思われます。しかし、アジア重視と日米地位協定の見直しを目指していた鳩山由起夫に対するアメリカ政府そして国内の対米追従派の反撃は凄まじく、鳩山は「勉強不足でした」と〈さほど抵抗することもなく〉辞任してしまうことになったのです。しかし、一般ピープルの民主党に対する失望を決定づけたのは、結局、一般ピープルとの矛盾を深めつつある財界の政治的要求に彼らがすり寄ったためだと私は考えています。つまり、例えばガソリンの暫定税率の廃止や高速道路の無料化が実現しなくても、それなりの努力さえ見られたなら、一般ピープルの多くは、諸般の事情を考え、かえって同情に値すると思ったかもしれません。しかし、実際にやろうとしたことはといえば、消費税の導入(岡田)であったり、原発輸出の促進やTPP交渉への参加(菅)であったり、武器輸出の見直し(野田)だったりしたわけで、とてもとても「国民の生活が第一」どころか、財界の要求にただひたすら媚びただけという有様だったのです。つまり、あまりうまい喩えではありませんが、吉良の意地悪に、浅野内匠頭が、刃傷に及ぶこともないまま、吉良とその仲間の御用商人に擦り寄り、それまでしてもなお「切腹」させられたようなものだったのであって、とても仇討してやろうなどという気にはなれない代物だったのです―――菅元首相をはじめ、その点を自己反省せずに、再び〈一般ピープル〉の支持を得ようなどとは片腹痛いというべきなのです。(続く)


   長くなりましたので、一旦区切ります。しかし、もう一言!

 函根駅伝 青山学院大学・総合優勝おめでとう

  往路(久保田ー一色ー渡邊ー田村ー神野)
  復路(村井ー小椋ー高橋ー藤川ー安藤)  
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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2019年11月現在満13歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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