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道東〈卒業〉旅行―――2015・新緑の頃

北海道の〈春〉を満喫する旅
―――懐かしい道東での日々と若き日の一人旅を思い出しつつ


記憶のどこかにある広大な農地と防風林と山々の風景

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   ※ 今年の「おじさん旅行」は北海道東部への旅となった。北海道は、私が3歳から20歳まで住んだ、懐かしい大切な「故郷」だ。とりわけ、小2までは道東の芽室に住んでおり、その広大な大地の印象ははっきりと記憶に残っている。しかし、20代前半のリュックサックを担いでの北海道一周旅行、そして、30代前半の友人の結婚式出席のための旭川行き以降、私は北海道に足を踏み入れることはなかったのだ。今回の旅行は、名目としては、私の〈卒業〉=完全退職を記念してということのようだったが、もちろん、メンバー全員の北海道への〈憧れ〉故のものに違いないと思う。そして、私も、あの凍れるような寒さに耐えることができるのなら、もう一度住んでみたいとさえ思ったのだった。


【旅程】
 第1日目  羽田空港―網走空港ー(レンタカー)―厚岸―霧多布―根室・納沙布岬―羅臼―ウトロ
 第2日目  ウトロ―知床五湖―オシンコシンの滝―摩周湖―美幌峠―双岳台・双湖台ー阿寒湖温泉
 第3日目  阿寒湖温泉―東藻琴シバザクラ公園―網走刑務所跡―女満別空港ー羽田空港


空からの那須・茶臼岳

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   ※初日は天候が心配されたが、関東から東北にかけて、そして、太平洋上の雲海、さらに、道東の広大な樹林帯など、展望に恵まれた。空の旅を楽しむことができたことも、今回の大きな収穫だった。それにしても、羽田から釧路まで、飛行機で一時間余りでしかないのだ。北海道が近い!


霧多布(きりたっぷ)は霧がたっぷり。

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   ※ 釧路空港から、途中の厚岸で昼食(牡蠣丼)をとった後、納沙布岬に向かった。そして、途上立ち寄ったのが霧多布湿原の展望台。霧多布とは名付けも名付けたり!しかし、霧に包まれる早春の花々は美しかった。


本土最東端・納沙布岬の灯台

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   ※ 霧で歯舞群島は見えなかったが、前回の旅行では訪れることが出来なかったので、ある程度の達成感は感じることができた。ただ、いわゆる「北方領土」が単なるナショナリズムを煽るだけの結果に終わらないように、漁業権をはじめとする具体的な解決策が着実に模索されねばならないのではないかと感じられた。また、納沙布岬を後にし、知床半島に向かう国道244号線沿いの道の駅「おだいとう」では、野付半島の向こうに微かに国後の島影を望むことができた。


夕闇迫る残雪の羅臼岳

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   ※ 予報通りの通り雨。そして、羅臼からウトロに向かう知床峠付近では、夕闇迫る残雪の羅臼岳を見ることができた。この時期の他にこの光景に出会うことはないと考えると、何か特別な幸福感に満たされる気がした。四季折々の知床も見たいと思った。


知床のカモメたち

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   ※ 早朝、「知床八景」の一つオロンコ岩に登り、ウトロ港とオホーツク海を眺めた。オロンコ岩にはカモメたちが多く生息し、自然そのものの姿を見せてくれた。森繁久弥の「知床旅情」の一節が思い起こされた。


朝のウトロ港とオロンコ岩、そして、青いオホーツク

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   ※ 快晴の北の空の下、今日のオホーツク海はとりわけ美しかった。沖縄の海も美しかったが、この早春のオホーツクも、けっして失われてはならない、全ての〈命〉にとっての宝物と感じられた。


知床一湖から羅臼岳への稜線を望む

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   ※ 43年前には、湖の周りの地面を歩いた記憶があるが、今回は熊除けの電線が走る遊歩道を歩くことになった。しかし、前回訪れた時には得られなかった羅臼岳の眺望と知床一湖はただひたすら美しかった。帰路では、蝦夷ジカの親子が道を横切るのにも遭遇したが、確かに、ここは野生の熊や鹿たちの世界でもあるのだ。


オシンコシンの滝

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   ※ 道路沿いにあっけないように出現する滝なのだが、その水量と高さは十分大自然を感じさせてくれるものだった。近くの草むらには野ねずみが遊び、そして、路傍にはキタキツネの姿も見られた。


快晴の摩周湖

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   ※ 前回に続いて、「摩周湖」は私にその美しい姿を見せてくれた。他の4人にとっては、これまでは「霧の摩周湖」だったので、本当に良い思い出となったことだろう。また、第一展望台からの360度の眺めは、文句なしの大満足であった。


美幌峠からの屈斜路湖

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   ※ 43年前の旅行では、反対側の眺望の方が強く印象に残っているので、屈斜路湖の方はぼんやりとしていたのだと思う。ただ、「美幌峠」の標識だけははっきり覚えていた。後ろに見えるのは、斜里岳である。


キタキツネ君が・・・

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   ※ 車を止めると、キタキツネ君が近寄ってきた。餌を求めてのことだろうが、少しわびしい姿のように感じられた。野生動物に餌を与えてしまうことの問題性は最近よく報道されているが、上野公園の鳩に餌を与えてしまっていた私は無知だったわけだ。しかし、奈良の鹿や松島のカモメたちのためには「餌」が売られていたよなあ。


雄阿寒岳と雌阿寒岳

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   ※ 阿寒湖へ向かう道路では疲れがピークに達していが、双岳台で休憩し、二つの山を同時に見ることができた。手前の雄阿寒岳の麓がこの日の宿泊地、阿寒湖温泉。湖畔の雰囲気は確かにこんな感じだったと思った。


阿寒湖温泉

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   ※ 二日目の行程がきつかったこともあって、今回は、阿寒湖畔の散策はできなかった。ただ、翌朝、屋上の露天風呂からの展望は圧巻だった。それから、この露天風呂では「ボッケ」騒動もあったよな(笑)。それにしても、ホテルは中国人観光客であふれ返っていた。従業員も中国系の方々が多く、最近、北海道の土地や施設が買収されているという話も聞いているけれど、北海道版「ナショナルトラスト」が必要なんてことにならなければといいな、などと余計な心配をしてしまうほどだった。


ひがしもこと芝桜公園と斜里岳

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   ※ この東藻琴の芝桜公園は、5月30日のNHKラジオ「深夜便」でも紹介されたらしいが、その規模は私にとって初体験のものだった。満開を過ぎて6分ほどだったらしいが、公園を包むその香りも忘れることはできないだろう。旅行の醍醐味である「やりたい放題」のソフトクリームの味も美味で、私としては大満足だった。


「網走番外地」〜外からでよかったねえ
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   ※ 最後は、予定外ではあったが、時間調整のためもあって、網走刑務所跡に立ち寄った。今回気が付いて興味深かったのは、この「網走刑務所」という大表札は、昭和44年に盗まれたものを復元したものだったということだ。健さんのファンの仕業かもしれないが、今どこにあるのでしょうね。


【総評】楽しかった!でも、疲れた!年齢相応に頑張りがきかなくなり、また、日ごとそして時間ごとの体調の変化も気になりだした。旅を楽しむためには、もう無理はできないなとつくづく思った。これからの山行やツーリング、そして、大江戸散歩にもこの教訓を生かしたいと思う。最後に、北海道よ!ありがとう!!また、来るよ❗️


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Re: お疲れ様でした

> 写真を褒めていただきありがとうございます。でも、ただひたすら、〈被写体〉の素晴らしさの故ですよね。早春の北海道の澄んだ空気がもう懐かしく思い出されます。
プロフィール

SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2019年11月現在満13歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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