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全国憲法研究会・憲法記念講演会に行ってきました

  参院選での野党統一候補の勝利で、憲法9条を守ろう!

   
   ※一昨日は憲法記念日でした。有明の「憲法集会」に参加しようとも考えていましたが、日差しがきついということもあって、青山学院大学・940番教室で行われた「全国憲法研究会・憲法記念講演会」に行ってきました。会場は超満員の盛況で、若者の参加も多く、熱心に講演に聞き入っていました。「全国憲法研究会」の代表は、衆議院・憲法審査会の〈自民党推薦〉の参考人で、集団的自衛権容認を柱とする安保関連法案を〈違憲〉と断じた、長谷部恭男教授です。彼による開会の挨拶の後、以下の二つの講演が行われました。

 ○石田勇治「ヒトラーと現代ドイツ」
 ○木村草太「集団的自衛権の三国志演義―――赤壁の戦いから2015年安保法制へ」


  まず、石田勇治さんの講演は、麻生の「ナチスに学べ」発言やその後の「アベノクーデタ」を再考していく上で非常に参考となる内容でした。もともと、ヒトラーの政権掌握や授権法成立(「憲法改正」)に関する麻生の発言自体が〈まやかし〉であることは当時から指摘されていたことでしたが、今回の石田さんの講演は、史実に即しつつ、そのことを極めて明確に明らかにしてくれるものでした。まず、麻生は「ドイツはヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラーは出てきたんですよ。ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。」などと言っていましたが、ヒトラーは選挙で首相になったわけではなく、ヒンデンブルグの〈大統領大権〉によって、国会で多数を持たない少数派政権として成立したのでした(「大統領内閣」)。この時の、財界や保守派のヒトラーに対する〈甘い〉考えは有名ですよね!また、授権法の成立について麻生は、「わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。」と言っていますが、これなどは全くの噴飯もので、授権法は、「大統領緊急令」による〈民主主義とは無縁な〉言論統制や共産党・左派指導者への弾圧そして〈突撃隊・親衛隊の暴力〉の下で成立したのでした。ですから、結局、麻生が言いたかったのは、あくまでも、「合法性」の仮面の下で、反対派を強権的に「封じ込めた(静かにさせた)」ナチスのやり方に学ぼうということを意味する以外にありえなかったわけなのです。

   
   次に、木村草太さんの講演ですが、彼は一見超真面目そうな新進気鋭の学者さんなのですが、今回の講演においては、集団的自衛権に関する「小難しい」憲法論を、彼の趣味であるらしい『三国志演義』を比喩として用いながら、しばしば聴衆の笑いをとりつつ、説明してくれました。話の詳しい中身は省略しますが、要するに、(「統治行為論」的な)前提問題をも含めて、〈集団的自衛権は憲法9条に違反する〉という解釈以外は、論理自体に無理や矛盾のある〈無理筋〉の議論だということです。そして、9条解釈には、魏(集団的自衛権は合憲)・呉(個別的自衛権も違憲)・蜀(個別的自衛権は合憲)という「三國」があることになるわけですが、どう考えても無理筋な「魏」に対して、「呉」と「蜀」は連合して「赤壁の戦い」で勝利しなければならない、というのが木村さんの「志」のようでした(木村さん自身は、小林節さんと同様、「蜀」に属するらしい〈?〉)。ところで、一昨日の「報道ステーション」では、憲法9条の発案者が日本の幣原喜重郎であったとの説が詳しく報じられていましたが、この番組を通しても、もともと9条は「呉」の立場に立つものであったと、私には思われました。ただ、「憲法13条」の規定や(将来に向けた)「国際紛争を解決する手段としては」という一文の挿入などに基づき、ぎりぎり、個別的自衛権という「例外」が認められるかどうかが、許される解釈の範囲ということなのでしょう。そして、言うまでもなく、海外での武力行使を許す集団的自衛権の容認など、あまりにも無理筋な、恣意的な解釈という他ないのです。こうした「立憲主義」に反するアベ政権を許すことは、国民に、「(政府の行為によって)再び戦争の惨禍」をもたらすことにならざるをえないでしょう。それ故にこそ、主権者たる国民と野党は、統一候補を擁して参院選を戦い、安倍政権の野望を打ち砕かねばならないのです。

  今回の講演会は、黒も白と言いくるめ、主権者たる国民の憲法制定権力を詐取ないしは乗っ取ろうとする、醜〜い詐欺師のような麻生や高村たちの「手口」を歴史的・論理的に明らかにするとともに、参院選に向けた〈野党共闘〉の重要性をも指し示す、大変有意義な講演会であったと感じました。

久しぶりの鯉のぼり
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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2017年11月現在満11歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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