「依存症」考―――舛添・辞任に関連して

 馬で金儲け した奴ぁないよ
  ―――ギャンブル「依存症」は人間を不幸にし、従属的にする?!




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サーヴァントさんも地道に農耕してね



   舛添都知事が〈辞任〉しました。自民党に「説得」されてということのようですが、これで、話の焦点は次の都知事候補者へと移り、〈疑惑の解明〉はこれでお仕舞ということになるわけですね!なるほど、政治資金規正法違反の疑いも消えていないなか、「適切ではなかったが、違法ではない」(ホントかいな!)〈公私混同〉など、自民党議員の皆さんにも身に覚えのある可能性が大ですからねえ。舛添など、なぜ俺だけが責められるのかと憤慨しているのではないでしょうか。それとも、辞職で恩を売って、今後のことはお互いに・・・などという話だったのでしょうか。自民党も、辞職したのだから「武士の情け」で疑惑追及には蓋ということならば、結局、自民党も舛添と同じ、「武士」ならぬ、〈同じ穴の狢〉ということを自ら証明しているようなものでしょう。本来の「武士」はあんなセコイことはしないはずでしょうから。

   ところで、一連の報道の中で私が大変興味深く感じたのは、舛添が千葉のホテルで「会議」をしたという出版社の社長が「競馬の神様」のような人で、また、舛添自身、大の〈競馬好き〉であったということです。私は、以前、カジノ推進派の麻生太郎の眼を見て、あの眼はジェリコーの『賭け事偏執狂』のモデルに似ていると感じたことがありました。彼はラスベガスあたりで散財なんてしていなかったでしょうねえ?そして、これとの類推でいえば、舛添の〈競馬〉の成績はどんな具合だったのでしょうか。同じ前都知事・青島幸男が作詞した『スーダラ節』の一節に、♫馬で金儲け した奴ぁないよ♫ というのがありましたが、もし、舛添が馬で大損していたとすると、今回のセコ〜イ「公私混同」もそれと関係があるかもしれません。セコイ「一般ピープル」の勘ぐリでしょうか。競馬が舛添の足を引っ張ったなんてことはないでしょうねえ。

   ちょっと前まで、清原和博の覚せい剤使用問題がマスコミを賑わせていました。私は、彼の眼も典型的な「依存症」患者の眼だと感じていました。薬物依存の重大性は周知のことですが、ギャンブルも薬物と同じく「依存症」の代表的事例に他なりません。それにもかかわらず、麻生はもちろん、アベなどは、より多くのギャンブル「依存症」患者を生み出すであろう〈カジノ特区設置・パチンコの換金合法化〉などの政策を推進しようとしています。彼らは、国民をどのような方向に誘導しようとしているのでしょうか。ということで、今回は、「ギャンブル依存症」とは人間をどのようなものにするのか、素人ながら、自分の頭で考えてみたいと思います。

   ギャンブルにも色々な種類があります。ただ、私の日常生活の回りを眺めてみると、麻雀・パチンコ・競馬・競輪・競艇・オートレースといったものになるだろうと思います。そのなかで、私が直接やったことがあるのは麻雀とパチンコです。
   さて、世の中には、ギャンブル好きとそうでない性格の人間がいることは確かなようです。つまり、「勝負ごと」が好きで、ある程度、「勝つ」ことへの欲求や自信が強いといった人物です。ところが、麻雀は3人の生身の対戦者を前に、実際、「うまいーへた」という技術的・能力的な面が大きく作用します。これは囲碁や将棋でも同じですが、そうした面ではかなり厳しい技術的な修練を必要とし、いわゆる〈病〉的な「依存症」に陥ることはかえって少ないようにも思われます。これと対照的なのがパチンコで、要するに、勝つか負けるかは機械の設定にほとんど関わっており、業者が行う高設定の台を見分けることなどほとんど〈偶然〉に左右されるといってよいでしょう。すなわち、それは「神の恩寵」のレベルであって、どんなに驚異的な音楽的才能を与えられていたモーツァルトでも、天才的知能指数を誇る物理学者でも同じことなのです。ところが、逆に、私のような凡人でも、当たる時には当たるのです。そして、総じて、相対的な「不幸」感に支配されている状況においてこそ、その「僥倖」に対する喜びは非常に大きく感じられるのです。まさしく、〈ドーパミン〉・ドバーです。そして、これが薬物と同じような効果を人間の身体に及ぼすというわけです。
   繰り返しになりますが、日常生活においてある種の「欠乏感」を抱きつつ、こうした刹那的で強烈な快感を経験すると、逆に、その瞬間以外の時間と生活は「面白くなく」感じ、さらには、苦悶・不眠・幻覚・妄想――流涎・動悸・疼痛・嘔吐といった自律神経系の禁断症状を発症し、まさしく、〈不幸〉の自己意識を激化させることになるのです。つまり、ギャンブル依存症は〈快感〉を媒介に〈不快〉・〈不幸感〉を日常化させるのです。そして、このことは、必然的に、敵対的な人間観や社会観そしてトラウマ的な自己崩壊感を生み出し、犯罪や自傷そして自暴自棄や諦念を生み出し、自分はもちろん家族や同胞に対してすら大きな被害を与える可能性を生み出すわけです。

   以上が、「ミイラ取りがミイラ」になりながら、〈敵情〉を偵察してきた結果報告です。中には存在するだろう、〈負けも楽しめる〉、余裕ある「粋」な〈通人〉は別でしょうが、世間で言われているギャンブル依存症の問題性は明らかだと思われました。そして、高齢者も多く席を占めているパチンコホールは、現代日本における、ギャンブル依存症患者の、「阿片窟」のような存在だと思われました。現在、パチンコの市場規模は19兆660億円、1260万人が平均23万円負けているとネットには書かれていました。戦前の軍や政府は占領地で阿片を売っていたといいますが、現代日本の「カジノ議連」は、この日本にギャンブル依存症患者をさらに増やしたいと考えているのでしょうか。そのことによって、これからの日本はどうなってしまうのでしょう。アベ、アソウ、どういうつもりなんだ?!

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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2016年11月現在満10歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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