『 ロッキード事件』と『とと姉ちゃん』について

ロッキード事件は未解決である!
  「日米の巨大な闇」そりゃ、あの「ライン」でしょう?!

 

   ※我が「農園」の夏野菜もほぼ終わりに近づきました。それにしても、今年の春から借りることになった土地に深く根を張るあの凄まじい葦たちには、敢え無く「降伏」する他ないようです。通りがかりの方々からも「絶対勝てませんよ!」と忠告されていたのですが、私一人で「かれら」を制圧するには年を取り過ぎているようです。無念です(`o´)!
   無念といえば、最近の尋常とは思われない国内外の社会状況を見ると、同様の想いがひしひしと胸に迫ってきます。とりわけ、参院選後のアベ政権による沖縄〈いじめ〉とそれを許している本土の人間たちの「心の〈闇〉」を考えると、心底、嫌気がさしてきます。もちろん、「安心して年をとることもできない」私たち高齢者の現状も、「安心して働き、結婚し、子供を育て、生活することもできない」若者たちの現状も、根を同じゅうすることは明らかなことです。それにしても、こうした状況を許している、人間を人間たらしめるはずの〈感性〉の「劣化」は どのように生み出されてきたのでしょうか。


   ところで、先週、NHKスペシャ『未解決事件「File.5 ロッキード事件」』(第1〜3部)を観ました。この番組は、元首相が逮捕され有罪判決を受けるという戦後最大の疑獄事件=「ロッキード事件」の「全貌」を探ろうとする意欲作でした。とりわけ興味深かったのは第3部でしたが、まずは、見逃した方々のために、【番組内容】をHPから転載しておきましょう。

 「今からちょうど40年前の1976年7月。首相経験者が逮捕されるという前代未聞の展開となった「ロッキード事件」。事件には今なお、多くの謎が残されている。
  ロッキード事件とは、米・ロッキード社製の旅客機トライスターの売り込みをめぐり、日本の政財界に巨額の賄賂がばらまかれたとされる事件。ロッキード社の代理店・丸紅を通じ田中角栄前首相に5億円が渡ったとされ、田中前首相は逮捕。裁判の一審二審で有罪判決を受けた。しかし、捜査にあたった東京地検特捜部が「重視」していた、“戦後最大のフィクサー”、児玉誉士夫のルートは解明されなかった。児玉が知っているとみられた21億円もの巨額のカネの行方は、闇に葬られたのである。
  事件から40年。事件の実相を知るための第一級の資料が次々に発掘されている。NHKは、特捜部の極秘ファイルや関係者たちの証言をもとに、数奇な展開をたどった事件の詳細な舞台裏を映像化。捜査の指揮を執った故・吉永祐介主任検事らの姿などを、実録ドラマでよみがえらせていく。
さらに、アメリカ側から発掘された内部資料や、元米政府中枢への取材から、冷戦時、アメリカの世界戦略の中において、ロッキード事件が果たした知られざる役割、歴史的スクープをドキュメンタリーで浮かび上がらせる。」

   もう皆さんもお気付きのことと思いますが、ここで語られている「ロッキード事件」の〈全貌〉とは、通常、私たちがこれまで抱いてきた事件のイメージとはかなり違ったものです。すなわち、「ロッキード事件」とは全日空の旅客機導入に関わる田中角榮による5億円の収賄事件だと受け取られてきたのですが、今回明らかにされた東京地検特捜部の極秘ファイルや日米の関係者たちの証言から想定される事件の「真相」とは、主に、アメリカからのP3C対潜哨戒機導入に絡まるものなのであり、そして、そうした意味において、21億円という巨額の金が動いた「児玉ルート」の解明こそが問題の核心(闇)だったということなのです。

   実は、これまで私が見聞した限りにおいても、いわゆる「ロッキード事件」とは、あくまでもアメリカからの情報提供によって引き起こされた事件なのであり、そうした意味で、アメリカ政府による全世界的な同盟国諸政府に対する「クリーン・ナップ作戦」の一環であったとか、あるいは、日中国交回復などアメリカとの関係に一定の距離を置こうとした田中角榮に対する懲罰的なものだったとか、様々な説があったのです。ドラマの中でも、東京地検特捜部主任検事の吉永祐介が、アメリカからの情報を前に、「試されているのか、誘導されているのか?」と述べている場面がありましたが、彼の言葉はそうした可能性を示唆するものと考えることもできるでしょう。さらに、そうした田中角栄に対する動きが事実であったとすれば、日本国内にも、田中角栄と「競争」関係にあった、アメリカ政府(−CIA)と緊密に結びついた政治家たちの存在が十分考えられるのです。そして、そうした彼らは、 CIA のエージェント(工作員)であったという児玉誉士夫と非常に仲の良〜い「お友達」(同じCIA のエージェント?!)であったことは間違いないでしょう。

   ところで、児玉誉士夫は、当時日本国内で持ち上がっていた対潜哨戒機の国産化という計画に対抗し、アメリカのロッキードP3Cの導入を推進するアメリカのエージェントでした―――そうした意味で、小型飛行機による児玉邸への自爆攻撃はそうした児玉の「国賊」的動きへの批判であったのかも知れません。そして、その工作の詳細はわからないにせよ、兎にも角にも、中曽根康弘らによって提唱されていた国産化計画は消え失せ、P3Cの導入が決定して行ったのです。もちろん、そうした流れの中で児玉の21億円が大きな働きを為したことは想像に難くありません。そして、その金を受け取ったのは、丸紅ルートと同じように、田中角栄(グループ)だったのでしょうか、それとも・・・それが問題なのです。

   いうまでもなく、〈外交〉政策は、主権者たる国民からもっとも遠くのところで、一部の「権力者」たちによって、秘密裏に決定され実行されていく傾向を強く持ちます。しかし、最近のアメリカの公文書公開などによって、その有様が次第に私たち日本国民にも知られるようになってきています。沖縄の人々を苦しめている(アベの祖父である岸信介らによって締結された)「日米地位協定」やその背後にある隠された「密約」、そして、沖縄返還協定時の(造船疑獄では法務大臣の指揮権発動によって救われた、アベの大叔父である佐藤栄作による)「密約」などです。そして、いうまでもなく、こうした現在にも繋がる「安保村」の主要な潮流こそ、これまでもCIA との緊密な関係が様々に報道されてきた(時間があれば、ちょっと検索して調べてみてください)、岸信介のグループに他ならないのです。そして、その岸と児玉との深〜い関係を否定する人はいないはずです。というわけで、私はこの番組を見ながら、戦後の政治過程の真っ黒けな有様を改めて想像したり、また、なるほどアベはそうした〈対米従属〉の流れをさらに加速させようとしているのだなあと、これまた、暗〜い気持ちになったのです。―――それにしても、甘利問題をはじめ、最近の検察・特捜部の有様は「ロッキード事件」を担った先輩検事たちからも批判される程のひどさです。困ったものです。

   
   ところで、毎日ではありませんが、私は朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』も観ています。そして、貧しくはありましたが、ある意味で、夢と人間らしさに溢れた戦後の時代を懐かしく思い出したりもしているのです。実際、我が家では『暮しの手帖』を定期購読しており、私も毎回楽しみに読んでいました。私のお気に入りは(確か滝平二郎の?)「影絵」の物語や清水一の家の設計図でした。他にも、家電などの商品テスト、そして、暮らしのアイディアなどを興味深く見ていました。最近の番組の例でいうと、母は(普段着ではありましたが)直線縫いのような服を着ていましたし、また、余った布切れやボタンなどを大切に保存もしていました。また、私も、りんご箱やみかん箱に綺麗な包装紙を貼って机や本箱として使った覚えもあります―――でも、木箱には隙間があって貼った紙がそこだけ破れてしまうのですよねえ。家はまさしく物置のようでしたが、何か暖かいものがあったように記憶しています。しかし、昔を懐かしむようじゃあ、もう、先が見えていますよねえ(笑)。

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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2016年11月現在満10歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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