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最近の読書について―徒然なるままに「如月」2017

  芥川龍之介って面白いですね!
     ―――これからは、寝る前が楽しみだ!



   ※今日の関東地方は、春光麗らかな、もう「春を感じさせる寒さ」です。北国育ちの私にとって、関東の〈冬〉は、「驚異的」な明るさです。もちろん、〈春〉は北国の方がずっとずっと感動的で、とりわけ、花粉がなかった頃は言葉に表すことの出来ないほどの爽やかさでした。2月も中盤に入りましたが、今月中には庭木の手入れが必要だなと考えています。

   さて、世の中、トランプの大統領令で大騒ぎです。また、官僚の作文さえもきちんと読めない「でんでん(=云々)首相」統治下の日本においても、辺野古、「共謀罪」、文科省天下り、南スーダンPKO等々、そのファッショ的で〈買弁〉的な政策を目の当たりにして、ストレスで持病も悪化してしまうくらいです。これらの点については、明日以降、せめて「つぶやき」程度には、論じたいと思っています。

   さて、この二週間ほど、図書館から借りた5冊の本を期限までに返そうと必死になって読んでいました。そして、その中の一冊に芥川龍之介の短編集がありました。芥川の小説を読むなど高校時代以来のことだと思いますが、なんと最近経験したことのないような「読書の喜び」を感じたのです。筋を追っていくと、知らず知らずのうちに、苦笑したり、微笑んだりしてしまいます。うまく表現できませんが、芥川が〈観念〉の世界の中で「遊んでいる」様が、何しろ「心地よく」感じられるのです。フィクションがこのように楽しく感じられたのは久しぶりのことのように思います。ということで、これからしばらくは、就寝前に、芥川の短編で楽しめそうです。

   ところで、なぜ芥川を読んだのかと言いますと、先月、鳥越信著の『桃太郎の運命』という本を読み、採話から始まった、童話「桃太郎」がどのように把握され、創られ、読まれてきたのかということに関心を持ったからです。すなわち、「桃太郎」は、「皇国の子」ー「童心の子」ー「階級の子」ー「侵略の子」ー「民衆の子」とかいった風に、実に多様な性格を帯びながら現在に至っているというわけなのです。戦前の帝国主義的な国策アニメや、福沢諭吉が「もゝたろうは、ぬすびとゝもいうべき、わるものなり。」(『ひゞのおしへ』)と書いていたことは知っていましたが、芥川の『桃太郎』については記憶がありませんでした。それにしても、芥川の『桃太郎』は流石と言うべきでしょう。戦争に向かおうとするご時世にあって、その含蓄深い話は私たちにとっても貴重なものと思われました。その後、今は、柳田國男の『桃太郎の誕生』を読んでいます。「民族主義者」になるつもりなど毛頭ありませんが、私がその中で生きてきた「日本文化」は、そのプラス面・マイナス面の両方を含めて、実に興味深いものと感じます。そして、そうした歴史的・文化的・イデオロギー的「側面」が、政治経済的構造とは異なる水準で、現在のトランプ現象や欧州の「右翼ポピュリスト」勢力、そして、現在の日本の政治状況にも大きな影響を与えていると思われるのです。

   このほかにも、玉野井芳郎さんの「生命系の経済学」や「地域主義」に関する著作も読みました。これらについては、また、適当な時期に触れることができればと思います。

   実は、12月の末、サロさんは掃除機と「闘って」見事に敗北し、右の後足を痛めてしまったのです。一時、回復したのですが、再度悪化したときに診てもらった獣医さんの話によると、人間の足でいうと、かかとの関節の部分の「軟骨」がハミ出したらしく、踏ん張ったり、段差を越えられなくなったりしたのでした。ただ、自然の治癒力は素晴らしく、今ではほぼ完治といえる状態になっています。今も、盛んに散歩に誘っています。仕方がありません。寒い中ですが、行ってきます。


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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2018年11月現在満12歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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