今村君 君、面白くないねえ!

   おまけに、君、自分の顔に責任持ててないよね!


   ※3月の末から4月の初旬にかけて、春の植え付け前の、土作りの作業に追われている。面積を半分にしたとはいえ、苦土石灰を撒いて、全体を耕す作業はなかなか大変だ。体中に熱がこもり、頭もボーッとなって、意識が定まらない。疲れ切ってしまうのだろう。ただ、こうした生活の中にあっても、これからの世代のために、公共的世界への関心を持ち続け、「主権者」としての政治的・社会的意思を明確に保持し続けることが、私の義務であり責任でもあると思っている。
   
   とは言っても、最近のニュースを見聞きしていると、本当にうんざりして、コメントする気にもならないくらいだ。日本の事例で言えば、原発事故による避難者の〈実情〉はもちろんのこと、現行法の内容の理解すら欠いたままに、「自主避難者」に対する「自己責任」論をぶった今村復興大臣の姿は、その後の〈撤回と謝罪〉の姿も含めて、まさしくアベ政権のレベルの低さと悪質さを示す好例と言えると思う。メディアに対するトランプ大統領の真似でもしたかったのだろうと思うが、それにしても、自分でも叫んでいたが、「公式」の場でのあの派手なエヴァンゲリオンのネクタイ!エヴァ・ファンから「君、面白いね」とでも言ってもらいたかったのだろうか。そして、私も自分の顔に自信はないが、あの復興大臣の顔がまともじゃないということは、はっきりと言っておいてやらねばならないだろう。なにしろ、近頃の政治社会の質の低下は深刻だ。

   ところで、最近、報道番組において「ポピュリズム」という言葉をしばしば耳にする。そして、この言葉は、歴史的に特殊なアメリカ的あるいは南米的な概念としてではなく―――そんなことを想起する人はほとんどいないだろう―――、単純に「衆愚政治」とか、〈愚かな〉大衆に「迎合」する政治とかいった程度の意味合いで使われているように思われる。しかし、この言葉を現在の状況に対して用いることには、強い違和感を感ぜざるを得ないのだ。と言うのは、この言葉には、「人民(ピープル)」を愚かしいものとしてあざけり笑う「エリーティズム」の臭いがプンプンとするからだ。私自身は、〈ノン〉・エリートの「一般ピープル」であり、また、権力エリートないし権力者に対抗する、「人民(ピープル)の、人民による、人民のための政治体制」を「価値」として正しいものと考えているわけなのだが、この言葉のニュアンスからすれば、私のような考えは、「民主主義」でも「人民主義」でもなく、まさしく〈愚かな〉大衆に「迎合」する「ポピュリスト」のそれということになりそうなのだ。さらに、この言葉には、真の矛盾や対立点(グローバリズムや新保守主義)を覆い隠し、結局ところ、〈愚かな〉大衆ではない「エリート」による支配を正当化する思考の枠組みに人々を閉じ込めようとする意図さえ感じさせるのだ。そうしたことの最も典型的な例は、アメリカのバニー・サンダースを「ポピュリスト」と規定するところなどに表れている。大体、トランプやルペンなどのファシストの手口――「民族(国民)の敵」に対する排外主義的・差別的な「プロパガンダ」を、わざわざ「ポピュリズム」などと呼ぶ必要性がどこにあるのだろうか。実は、こうした用語の用い方こそ、サッチャーやレーガンの「新保守主義」の階級的性格や小泉純一郎の「劇場型政治」における「既得権益層」なるものが一体なんであったのか等、重要な事の真相を曖昧にしてきた流れと繋がっているのだと思う。相変わらず、真の〈争点〉が隠されてしまうのだ。
   
   事実は、「ポピュリスト」が〈愚かな〉大衆に「迎合」しているのではなくて、まさしく、〈愚かな〉似非エリートが〈愚かしい〉政治を行っているのだ。「愚か」なのは、「一般ピープル」ではなく、第一に、昨今の「似非エリート」自身なのだ。「イスタブリッシュメント」内のいくつかの分派は、体制の矛盾の深化に伴って生まれる「一般ピープル」の命や生活に対する〈危機〉意識を、人々が相互に持つ〈不安〉や〈憎悪〉や〈嫉妬〉や〈差別心〉を煽り立てることによって増幅させ、矛盾のより適切な解決どころか、自己利益と彼らの支配体制の維持のために、事態をより深刻化させていると言って良いのだ。そして、その〈不安〉や〈憎悪〉や〈嫉妬〉や〈差別心〉は彼らの基底的意識の中にこそ渦巻いているのであり、〈愚か〉で〈汚い〉のは、まずは、〈似非エリート〉自身だということを曖昧にしてはいけない。同様に、〈愛国心〉など持ち合わせていない「買弁」屋どもが「愛国心」を声高に叫び、〈道徳〉とは無縁な輩どもが「道徳」を強制しようとする。我々「一般ピープル」も十分に愚かしいが、人間を、平和を、自然環境を破壊する最も〈愚かしい〉連中たちのことを曖昧にしてはならない。何が「大衆迎合」だ。


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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2016年11月現在満10歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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