夏の家族旅行2017 上杉神社・飯豊温泉・弥彦神社

異なる〈文化〉を感じさせる土地柄
 ―――私は米沢の街の雰囲気が心地よかった



   ※夏とは思えない涼しさだ。今日は、朝から雨が降っている。世間は、内閣改造だの、野党再編だの、米朝のチキンレースだのと大変騒々しい。しかし、こうした時こそ、自らの〈内発性〉を大切にしなければならないのだと思う。ということで、例年通り、恒例の家族旅行に行ってきた。山形から新潟を回った一泊二日の小旅行だ。


山形県米沢市・上杉神社
DSC_2923.jpg

  ※今回の旅行の立案者は「奥さん」だ。彼女の友達が米沢で学生生活を過ごしたこともあるらしく、一度は訪れてみたい場所だったという。それにしても、米沢という街は、ケバケバしさがほとんど感じられない、極めて落ち着いた雰囲気の街だ。鳥たちも妙に自由で伸び伸びしており、この街の安全・安心を表しているようにも感じられた。これには、上杉謙信や上杉鷹山の影響もあるのだろうか?


直線的な上杉神社
DSC_2947.jpg

  ※慎ましく(!)、米沢牛の〈串焼き〉を食べてから、上杉神社に向かった。上杉神社は、その構造や規模からも、奇を衒うような要素がほとんど感じられない、まさしく、直線的かつ木訥たる雰囲気を持った神社だ。軽々しく使うべきではないが、「地味で目立たぬが粘り強い、勤勉、忍耐、頑張り屋等々」といった「県民性」(祖父江孝夫)すら感じさせる。そして、私はそうした性格に憧れに近い感情を抱くことも少なくないのだ。


「角度」は決まったが、中身は・・・
DSC_2946.jpg

  ※こうした雰囲気を醸し出している人物の一人に上杉鷹山がいると思われる。鷹山は内村鑑三の『代表的日本人』に出てくる一人だが、それを読んでいたであろう、アメリカのケネディ大統領に、「日本で最も尊敬する政治家」と言わしめた人物だ。写真の「為せば成る・・・」も有名だが、別の石碑に刻まれていた、「受けつぎて國のつかさの身となれば 忘るまじきは 民の父母」もなかなかのものだ。アベ一派には存在しそうにないタイプの政治家であったろうことは間違いない。


上杉謙信公家訓十六ケ条
DSC_2948.jpg

  ※武田信玄とは好対照をなす、「毘沙門天」の上杉謙信もなかなか興味深い人物だ。その人柄を忍ばせるものに写真の「上杉謙信公家訓十六ケ条」がある。書き写してみよう。
   一、心に物なき時は心広く体泰(やすらか)なり
   一、心に我儘なき時は愛敬失わず
   一、心に欲なき時は義理を行う
   一、心に私なき時は疑うことなし
   一、心に驕りなき時は人を教う
   一、心に誤りなき時は人を畏れず
   一、心に邪見なき時は人を育つる
   一、心に貪りなき時は人に諂うことなし
   一、心に怒りなき時は言葉和らかなり
   一、心に堪忍ある時は事を調う
   一、心に曇りなき時は心静かなり
   一、心に勇ある時は悔やむことなし
   一、心賎しからざる時は願好まず
   一、心に孝行ある時は忠節厚し
   一、心に自慢なき時は人の善を知り
   一、心に迷いなき時は人を咎めず
   
   よくはわからないが、なかなか「哲学」的ではないか!謙信もアベやトランプとは別次元の人物だったことに間違いはあるまい。
   
   
   
飯豊温泉・玉川の河原から飯豊連峰
DSC_2995.jpg

  ※米沢から、夏空の下、小国町の飯豊温泉に向かう。飯豊温泉は、美しい森と渓流そして奥深い飯豊連峰を眺めながら素晴らしい泉質を楽しむ事のできる恵まれた環境にあった。途中に「マタギの郷交流館」があったが、なるほど、この近辺はブナの原生林を舞台とする狩猟文化を感じさせる土地柄なのだ。


くまさん!ギブアップ‼️
DSC_2971.jpg

  ※宿泊先の玄関にいたクマさんにヘッドロックをかまされてしまった。色は黒い方がいいのではないかと思うが(ツキノワグマだろう?)、サロさんと同じ色なので親近感は持てた。宿も「一般ピープル」の私にぴったりの気軽さで、食事も最高のヘルシーさ(!)と美味しさだった。特に、ご飯とお茶の美味しさは特筆に値すると思った。こういうところに長期間逗留したり、長湯治ができた人々の〈豊かさ〉を改めて思った。私の小さい頃には、米を持参して温泉に出かけた人々がいたものだ。


樽口峠からの飯豊連峰
 DSC_3062.jpg

  ※右手奥の雪渓が「石転び沢」、その左手の細長い雪渓の下に見える白い点が世界百名瀑の一つ「梅花皮(かいらぎ)の滝」、そして、両者の間に梅花皮岳があるらしい。山登りが好きな私にとって、飯豊山は一度は登ってみたい山ではあるが、その奥深さから、高齢者の単独登山はやめたほうが良さそうだ。ただ、一度見てしまうと、野望がムラムラと湧き上がってしまう(苦笑)。


新潟県・弥彦神社と弥彦山
DSC_3073.jpg

  ※飯豊温泉を出て、国道113号〜7号〜日本海東北自動車道〜北陸自動車道と経由して、新潟県の弥彦神社に向かった。運転はほとんど「姉貴」がやってくれるので本当に楽になった。なぜ、弥彦神社なのかはよくわからなかったのだが、「奥さん」によると、有名な縁結びの神社なのだそうで、私も人生で初めてお賽銭(100円)を出して、子供達の「良縁」を祈ってしまった。雲の様子が良ければ、後方の弥彦山の展望台に登って佐渡島を見てみたかったが、サロさんのことも気になるので、今回はパスすることにした。


灯篭ファン 至福の時  
DSC_3064.jpg

  ※弥彦神社は大きかった。どうしてこのように巨大な宗教施設を造る情熱が湧き上がってくるのだろう。また、山には小さな社(祠)が点在し、寺院や路傍には小さな仏像や灯篭がたくさん作られている。一般庶民の宗教的情熱の基底にある心情とは一体なんだったのだろうか。そして、灯篭を見て喜んでいる灯篭ファンの心情も私には不可解だ。世の中にはわからないことがたくさんある。
  弥彦神社では、名物の笹団子を買った。昔は「名物に美味いものなし」といったものだが、笹の香りが素晴らしく、感激してしまった。その後、燕三条市に立ち寄り、特産の美しいステンレス製のフォークとスプーンで、遅い昼食(単品のビーフシチュウー)をとり、そして、サロさんの待つ我が家に直行した。それにしても、私たちはボルトよりも早く移動したわけであるが、江戸時代の庶民はどう思うのだろうか。
   
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2016年11月現在満10歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ワン・クリック・エリア
おもしろかったらクリックしてね!
にほんブログ村 犬ブログ 柴犬へ
にほんブログ村 にほんブログ村 格闘技ブログ 剣道へ
にほんブログ村 にほんブログ村 政治ブログ 平和へ
にほんブログ村
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる