NHK終戦記念番組に敬意を表する―――晴耕雨ブログ2017年8月

「民」の目線で〈事実〉を伝えることの意義
  ―――〈似非〉エリートたちの「本性」を見抜くこと

  ※今日8月15日は、「終戦記念日」だ。ポツダム宣言の受諾は14日であったが、いわゆる「玉音放送」(終戦の詔勅)が15日だったからだ。この数日間、私はNHKスペシャルの番組に感動を覚えている。とりわけ、12日の『731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~』、13日のBS1スペシャル『なぜ日本は焼き尽くされたのか~米軍幹部が語った“真相”~』、14日の『証言ドキュメント 忘れられた戦場~樺太・40万人の悲劇~』、そして、今日見た『全記録 インパール作戦』だ。これまでも「戦後史証言プロジェクト」などで注目していたが、NHKのドキュメンタリー番組は「世界のドキュメンタリー」(BS1)を超える水準に到達したのだと思う。制作者はもちろんのこと、ゴールデンタイムに放映した関係者全員に敬意を表したい。

   詳細については割愛するが、いわゆる、侵略戦争を推進した専門家(軍人・科学者)や「エリート」たちは、「国益」や「ナショナリズム」そして「科学的進歩」を〈口実〉としながら、自らの個人的利益や階層的・セクト的利益を実現するために、「一般ピープル」の命と生活を犠牲にしてきたということだ。その「本性」は、その直接的な犠牲者はもちろんのことであったが、権力に近い人々こそがはっきりと知りうるものであった。インパール作戦における牟田口廉也中将の例などもその典型で、その〈似非〉エリート意識は「悲惨」極まるものだ。とりわけ、自分は生き残りながら、多大な犠牲を生み出した無謀な作戦を、戦勝国イギリスの司令官の〈リップサービス〉によって「正当化」されたとしている姿など、もう見られたものではない。

   救いは、こうした〈事実〉を証言し、再びこうした惨禍が繰り返されないように努力している人々の存在であり、そして、様々な妨害や圧力に抗してそれを報道しようとしている人々の存在だ。今もTBSの「NEWS23」で毒ガスに関する報道を観ていたが、これらが新たな「戦前」の最後の抵抗とならないように、私たち一人一人が自分の問題として考え、行動していかねばならないのだと思う。
   
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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2016年11月現在満10歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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