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「下関北九州道路」問題と桜田五輪相の「更迭」

地元に不急・不要な橋をかけて一刻を争う被災地にどう寄り添うのか?――そして、アベ・マリオは、わざわざ、”地味”で”ドンキー(鈍気ー)”な人物を五輪相に任命した

   ※一昨日は、アカデミー作品賞『グリーン・ブック』を観てきた。やはり、飽きさせない面白さがあった。妥協的だとの批判もあるだろうが、少なくとも映像に登場しているトニーとシャーリーに、あの時点であれ以上の”勇気”をどう求めていいのか。『アミスタッド』でも思ったが、差別と闘うアメリカの黒人と白人の”勇気”ある多様な”協力”こそが、一歩一歩、差別解消を前進させてきたのだと思う。今度は、『ブラック・クランズマン』でも観たいものだ。


   さて、私は、若い頃から、毎日、簡単な日記と収支簿をつけてきた。そんな私の記憶からしても、今回の塚田国交省副大臣と桜田前五輪相の辞任劇ほど、あからさまで、「教訓」に富むものはなかったと感じる。この二つのうちでどちらがアベにとって重要かといえば、言うでもなく、塚田の「忖度」発言の方だ。なぜなら、それは、モリ・カケ問題と共通する「忖度」の構造を浮き彫りにしているからだ。もちろん、その構造とは至極単純で、「俺が言った」となるとまずいので、「言わなかったことにする」と言うだけの話だけれど。もともと、自民党政治は「中央との太いパイプ」を売り物にしてきたが、その「パイプ」の中身こそ、「口利き」・「指示」・「忖度」だったのだ。もちろん、発信源が最高権力者の場合は「首相案件」となって、一層強い縛りが発生する。そして、その不純かつ不公平な内実(「悪だくみ」)がバレそうになると、理屈にもなっていない言い訳で厚顔にも”シラ”を切ったり撤回したりするところから始め、それでダメな場合は、その証拠(文書)を徹底的に”隠蔽”(「探しましたが、ありませんでした」、「不開示」・「抹消」・「のり弁当」)し、挙げ句の果ては、違法な”改ざん”にまで走ったのだ。今回の下関北九州道路の件も、「被災地の復興を全力で」と口では言いつつも、アベとアソウの地元だという理由で、不要・不急の橋の建設を推進しようとしたわけだ。そして、このことについては、昨年10月、アベ自身が「建設に向けてしっかり取り組むように」と指示を出していたことが、(塚田に「忖度」させた吉田自民党参院幹事長と一緒にいた)大家参院議員のフェイスブックに書かれてあったのだ。大家は、もちろん塚田と同じように、それは事実ではないと否定したらしい。笑わしてはいけない。アベ友の「二言」は、「殿様」ゆずりなのだ。

   こうした観点からすると、桜田は実に「正直」だと言える。彼ほど、「アベ友」内閣が許容する「知的水準」とその「本音」をはっきり見せてくれた人物はいない。もちろん、桜田の発言はふざけているし、アベの任命責任も当然のこととしてある。しかし、桜田発言があった政治資金パーティーでの”反応(笑い)”が示しているように、アベ友自民党が被災者のことを”(アベ友)議員”以上に、あるいは、”(建設がらみの利権と支持率向上手段としての)オリンピック”以上に大切にしているなど、元々考えられないことだ。”復興大臣”についても同様だが、アベがなぜあれほど「適材適所」とはかけ離れ、「オリンピック」のイメージにもそぐわない人物を担当大臣に任命したのか?多くの人々が疑念を持っていたことだろう。そして、マスコミの識者たちは、その答えを二階派の「待機組」への配慮だったと解説している。しかし、私はもっともっとセコイ理由だったのではないかと思っている。つまり、最終プレゼンにノコノコ出て言って「アンダー・コントロール」と世界中にフェイクをかまし、さらに、リオの閉会式で受けを狙ってマリオにすらなったアベにとって、「2020年東京オリンピック」は、増田 寛也(都知事・・・落選したけれど)や鈴木俊一や桜田義孝(五輪相)でなければならず、小池や舛添や鈴木大地らであってはならなかったのだと。アベ・マリオは、”地味”で”ドンキー”な人物を五輪相に任命し、東京オリンピックをアベのオリンピックにしたかったのだw。

   さらに、今回の桜田の「事実上の更迭」は、そうしたアベにとって、非常に都合の良いものだったはずだ。多くの人々はどうして桜田のような人物が国会議員であったり国務大臣であったりすることが可能なのかと訝っていたと思うが、そうした人物を「クビ」にすることで、なんだかアベが少しはまともに見えると言う効果さえ期待できたからだ。そして、いつものように、「任命責任」と「被災地復興」をさらりと”つま”にしながら、あの虚言癖特有の一見「本気」そうな表情と言い口で発表したのだった。しかし、決定的に重要だったのは、桜田の「辞任」の持つ、”下関北九州道路”問題に対する目くらましの効果だったと考えられる。つまり、桜田の発言は桜田の発言だと言い逃れできそうだが、”下関北九州道路”問題は、アベ自身の問題であり、「アベ友」政治の本質(「本丸」)に関わる問題だからだ。「辞任」後の桜田の表情の穏やかさはその「事実上の更迭」の内実を物語っていると感じる。野党は、桜田よりも、”下関北九州道路”問題を徹底的に追求すべきだ。それが、「被災地復興」を空念仏のように唱える、アベの本性をあぶりだすことになるからだ。
 
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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2018年11月現在満12歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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