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ハッタリは効くものにしか効かない―――アベ政治とトランプ外交の行く末(2)

気弱な者には「降りる」のを待ってボッタクル
 ―――「強面」には、「お友達」として、「公正」なディール?w


   ※梅雨の真っ只中!線状降水も小糠雨もズボンと心に滲みる。さて、G20大阪サミットも終わったが、各国トップの自画自賛は別として、モヤモヤした印象を拭い去るものでは全くなかった。そして、それに続いたのが、トランプと金正恩のサプライズだった。しかし、私には、再選と体制保障をかけた〈権力主義者〉同士の見え透いた駆け引きにしか見えなかった。もちろん、国際的な緊張緩和や関係各国の「一般ピープル」の安全や安心に繋がるのならば結構なことだろう。しかし、私には、大統領選前後の混乱が目に見えるようなのだ。安心して見ていられるのは、MLBの大谷翔平とマツケンの『暴れん坊将軍II』ぐらいかw。

   さて、トランプ外交だが、本当にやかましく感じる。しかも、対イランや対中そして対日でもそうなのだが、要するに、次期大統領選での敗北に怯える”独裁者擬き”のトランプが”悪あがき”をしているとしか見えないのだ。おまけに、それらが実際の「相互依存」的な関係を無視した「強者」による自国第一主義的なものであることから、これから先、かえって現代が抱える矛盾と混乱を一層激しいものにしてしまう可能性が大であると感じられてならない。世界最大の経済大国・軍事大国のアメリカは、本当にとんでもない「山師」を大統領にしてしまったものだ。

   トランプの外交は「ディール外交」ともいうそうだ―――(「ある問題で譲歩するかわりに、別の問題で妥協・協力を求める外交手法。特に、人権・民主主義あるいは環境といった普遍的な価値よりも自国の経済的利益を優先する、米トランプ政権の商取引的な外交姿勢をいう。」)。ただ、トランプの「取引」は、真っ当な「商人」のそれだとも言えないだろう。それは、ポーカーでハッタリをかまし、人を欺いて、利益を得ようとする詐欺師紛いのものとさえ言えよう。もちろん、彼が主張する「アメリカの国益」に賛同し、同調する人々も存在する。しかし、彼らは、アメリカン・グローバリズムの「勝者」と「敗者」にまたがるなんとも矛盾した存在であって、それら双方を満足させるためには、まさしく、なりふり構わず他国民からボッタクルしかないということなのだろう。しかし、この一方的で投機的な「ギャンブル」は、トランプの軍事的・経済的な”ハッタリ(脅し)”が通用する相手、すなわちポーカーで言えば(こちらが「ツーペアー」でも)「降りてしまう」相手にしか効果をあらわさない。ところが、現在の国際情勢は、軍事的にも経済的にも、アメリカの”一方的な”ボッタクリを許すような環境や力関係にはないのだ(アメリカはトランプが言うような意味で「偉大」なのではない)。それ故に、相手が独立した国家・民族としての「覚悟」を見せた時、「破局」ないし「膨大な犠牲」を覚悟しない限り、決定的な「報復」もできず、こうして、「お友達(独裁的な権力者)」同士の「公正(妥協的)」なディールを”装う”しか無くなるわけだ。こうしたことは、対ロシアはもちろん、対中「貿易戦争」(先の習近平との首脳会談の後の25%追加関税の見送りや対ファーウェイ禁輸の解除)や米朝首脳会談の「実質」性(弾道ミサイルや保有核の扱い)を見ても言えるだろう。それらは、国際経済の実質的な”相互依存性”と人類にとっての核兵器の意味やその廃絶の必要性などは全く等閑視し、国内の”あの手”の支持者たちに向けて「アメリカ(=俺)は強いんだぞ!」と言ってみせているだけのことであって、世界が抱える諸問題の真の解決の方向性を指し示すものでは全くないのだ。さらに、こうした外交政策の最大の危険性は、国家間関係は「互恵平等」とか「win-win関係」ではあり得ず、ただ只管、国家間の「利益相反」ー「敵対的」関係を前提とした軍事的、経済的な恫喝と対抗でしかないというイメージを蔓延させるだ。そして、その行き着く先は、トランプがそれを求めているのかどうかは別としても、「国際協調」とは無縁な、際限のない力の誇示と力による決着(「戦争」)ということになる他ないのだ。

   ところで、私はテレビでワールドニュースをよく見る。何故なら、そこでは、日本の番組ではなかなかお目にかかることのない現状に対する”冷徹”な分析と”率直”な意見をしばしば聞くことができるからだ。最近感心したのは、ホルムズ海峡におけるタンカー攻撃とイランによる米軍無人機の撃墜について語られた元統合参謀本部議長M・マレン氏のもので(ABC)、「火遊び」をしているのはまさしくトランプ自身であることを、米軍・制服組のトップだった者として、すなわち軍事の専門家として警鐘を鳴らしていた。実際、現在の「イラン危機」を生み出したのは核合意を一方的に破棄し、経済的・軍事的な”脅し”に走ったトランプ自身に他ならないのだ。しかし、アメリカの素晴らしいところは、独裁国家とは違って、外交についても、専門家が一家言を表明することはもちろん、一般の人々もそれを積極的にチェックしコントロールしようとする意思を明確に示すことだ。アメリカはベトナム戦争をやめさせることのできた国なのだ。

   それに対して、「A(エース)」ならぬ「2」のペアの頭目は、「A」の頭目の真似をしてのことだろうが、世界の諸情勢を見回すこともせずに、国際捕鯨委員会から”脱退”して商業捕鯨を再開してみたり、半導体部品に対する対韓輸出規制の強化=”制裁”などに走っている。これらの措置が日本に与えるであろう直接的な影響はもちろんだが、今後の世界における日本の「位置」(ー信用)への影響には深刻なものがあるだろう―――日本は「ミニ・トランプ」でしかない。そして、あれだけ「言いたい放題」だった対北朝鮮への強硬姿勢をトランプの選挙目当てのパフォーマンスですっかり変えた「節操」のない三代目が、「覚悟」を決めた文在寅・韓国とどう渡り合うのだ。アベ応援団はまたまた米韓関係の悪化におすがりしているようだが、トランプと金正恩との今の関係を思い出して見るが良い。それだけではない。この三代目はトランプの「安全保障」に関する対日要求にどう対応するというのか。今後、選挙目当てで自暴自棄の「暴走」に突っ込む可能性さえあるトランプの要求に真っ当に対応できる「度量」がアベにあるといえるのか。またまた、国内産業を犠牲にし、高い武器を言い値で買わされ、自衛隊員に海外で血を流させることしかできないのではないのか。先にも述べた様に、アメリカには馬鹿馬鹿しいトランプの私的功名心のために国民の税金や血を犠牲に供することに反対する専門家や国民が多数存在している。これに対して、日本はどうなのか。甚だ心もとない。ただ、トランプを支持する「あんな人たち」の様にアベを支持する「こんな人たち」も相当数存在するだろうけれど、”世論調査”にも表れているように、日米ともに、その数は相対的に少数なのだ。問題は、それが”選挙”でどのように結果として示されるのかということだろう。

   このところ心身の疲れを感じていたが、テレビで選挙向けの討論や演説を見ていて、筆を執ることにした。それにしても、アベの”めくらまし”や”争点ずらし”は凄まじい。あんなものが通用するのか?アベ政治は確実に日本社会を掘り崩す。アベ政治に代わる「野党統一」を断固支持する!
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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2018年11月現在満12歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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