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「嫌韓」報道の”浅ましさ”について

より正確な情報を得るには努力が必要となった!
 ―――御用コメンテーターの与太話に取り込まれないために!


   ※今、友人が書いた本を読んでいる。10年間の研究の末に著した本だという。書名や内容については伏せておくが、古文書研究の中で出会った禅宗僧侶の思想と生き方、そして、それらと彼自身の「苦悩」(?)との「対話」が興味深い。まだ精読はできていないので何とも言えないが、私自身に引きつけて考えれば、この「人の世」に生きている自分自身の心のうちに分け入り、そこにいる「自分」を「許し」、「認める」ことは容易なことではない。そうした上で、禅宗の「悟り」がどのような意味を持ちうるのか。それは、我々一般ピープルの「運命」論や「ケセラセラ」などの「諦め」の、洗練されたあるいは衒学的な一変種でしかないのではないか。もちろん、人々が苦痛から逃れ、「楽」になるためには、「アヘン」さえも必要な時がある。ただ、それが、苦悩を生み出す様々な原因に肉薄し、人間の「解放」へと一歩でも近づく知恵と勇気を与えることができるのかどうかは別の問題だろう。しかし、「禅」は魅力的な思想だ。そして、彼は悩み、考えている。これからじっくり読んでみたいと思う。

   さて、このところ、日本のマスコミによる「嫌韓」報道の”浅ましさ”には、ほとほとウンザリしている。どうしてここまで日本の「良識」のレベルが下がってしまったのか。アメリカやイギリスにおいても同様の現象が見られないこともないが、国内の”対抗勢力”の力強さという点では雲泥の差と言えるだろう。理由を色々考えてみたが、まあ、日本人が宗教的・思想的に「堕落しやすい」とかいった話は別として、近頃の日本の(似非)エリートと一般ピープルの多くが”地位”とか”金”とか”脅し”とかに極めて弱くなっているのは事実なのではないか。つまり、日本人の多くが、専門家としての、職業人としての、生活者としての「矜持」を失いつつあるのかもしれない。そして、その背景には、アベ友集団による虚飾の新自由主義路線の中で進展しつつある「日本」の「凋落」―――このことは様々な国際的指標にもはっきりと表れている―――がありそうだ。つまり、”追い越され”つつある者の”不安”と”恐れ”が生んだ、歪んだ感情の一つの表れということだ。そうでなければ、韓国のホワイト国からの除外や国際的な個人請求権の問題に関わる客観的事実に対する、あのような一方的で低レベルな〈言い訳〉や〈居直り〉がまかり通るはずはなかろう。本当に、見苦しいという他ない。要するに、虚飾の「豊かさ」と「貧しさ」の中で、極めて単純なルサンチマンに支配されているだけなのではないか。

   グローバル経済の環境の中での相対的な地位の低下といっても、本来ならば、より”人間的”な生活・産業・文化等の「質」を目指して努力すべきであるのにも関わらず、日本の現状は、育児環境にしても、教育環境にしても、雇用・労働環境にしても、産業構造にしても、都市環境にしても、災害対策にしても、医療・介護・年金問題にしても、OECDの「先進」諸国との比較において、到底満足のいくものではない。それどころか、アベ友政権は、より成熟した社会の形成に後ろ向きですらあると言って良いだろう。報道の領域においても、国境なき記者団による今年度の「報道の自由度ランキング」では、日本はG7では最下位、さらに、41位の台湾や42位の韓国にも届かない67位だという。そのうち、「逃亡犯条例」を撤回した香港(73位)にも抜かれるかも知れない。私の印象でも、もうとても民法のニュースショウなどは見ていられないレベルとなっている。落ち目(?)の「タレント」と芸能人もどきの(似非!)専門家が、金とポストのためだろうが、アベとアベ友に媚を売っているが如きの有様なのだ。「マスゴミ」という言葉があったが、それが、事実を本質的に論じるのではなく、まさしく、ゴミのような与太話を垂れ流す謂であることが良く理解できたと言って良い。あのウソつきの「歴史修正主義者」アベの「圧力」が余程浸透しているのだろう。ただ、私たちは、これら「マスゴミ」とは一線を画す、室井佑月や青木理、金子勝や森永卓郎、内田樹や山本太郎、また、志位和夫や小池晃などの話をまだ聞くことができる。私たちは、こうした「自由」を今こそフル活用して、アホらしい情報操作に惑わされないようにしなくてはならない。より正確な情報へのアクセスには努力が必要となったのだ。
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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2018年11月現在満12歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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