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こうの史代 『この世界の片隅に』他 を読む

  17日の夜、私のブログ(『8・9《原爆の図》丸木美術館・・・』)を見たからだと思いますが、娘が「暇があったら読んでみたら?」と本を持ってきてくれました。こうの史代さんの『ぼおるぺん古事記』、『夕凪の街・桜の国』そして『この世界の片隅に(前・後編)』の4冊です。

  その時、政治学関連の本に悪戦苦闘していた私が、気晴らしもかねてと最初に手にしたのは『ぼおるぺん古事記』でした。私は今春次田真幸訳注の『古事記』(上・中・下)を読んでいましたが、こうのさんの資料の扱いはまさしく「ただ者ではない!」と強く感じさせるものでした。そこで、すぐさま、2冊目の『夕凪の街・桜の国』に進みました。広島の原爆に関わる作品でした。正直、(はずかしながら)大きく心を動かされました。そして、つい先ほど、残りの2冊『この世界の片隅に』前・後編を読み終えたところです。戦時下・軍都呉の「日常生活」を描いた作品でした。今の私にこれらをうまく論評する力はありませんが、何しろ、これらの作品にまだ触れていられない方々には、是非御一読をお勧めしたいと思います。と言いましても、『夕凪の街・桜の国』はすでに映画化されていたようですし、また、『この世界の片隅に』も、すでにアニメ化が予定されているといいますから、知らなかったのは私だけかもしれません。しかし、こうの史代さんが、戦争という極限状況の中で描き出している、人間のいのちのありようと生きかたは、その愛らしい絵とともに、私に大きな感動を与えてくれました。

  アニメ作品で言いますと、『はだしのゲン』や『火垂るの墓』も優れたものだと思いますが、原作のレベルから言うと、実際の体験者でないにもかかわらず―――緻密で誠実な資料の読み込みと豊かで深い人間理解のためでしょうか―――、このこうの史代さんのものが一番優れているように私には感じられました。これらの本を読むことが出来たことは、私の今年の夏の最も大きな成果の一つです。

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SARO MURIKI

Author:SARO MURIKI
おりこうさんのワンワンです。年齢は、2018年11月現在満12歳です。見てのとおりの柴ですが血統書はありません。性別はオスで、飼い主には、朝夕、45分ずつ2回の散歩を義務付けているVIP犬、正確に言うと、VIDです。文句あっか?!

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